関西熱化学株式会社 加古川工場
| Page1. | お客様紹介 |
| Page2. | 製鉄に欠かせないコークスの製造とコークス炉ガスを素材とした先端化学工業プロセス |
| Page3. | 国際化の波を受けた鉄鋼再編の中でプラント運転の高度化と最適化を求めて |
| Page4. | PDCAに基づくプラント改善を図るために各種支援アプリケーションの早期導入を図る |
| Page5. | 非定常運転の自動化を通して熟練オペレータの技能を伝承 |
| Page6. | 操業改善をオペレータが自ら行うことにより実現しつつあるスキルアップ |
| Page7. | プラント操業プロセス改善をさらに確かなものとして生き残るために |
PDCAに基づくプラント改善を図るために各種支援アプリケーションの早期導入を図る
「PDCAと各ツールの関係は次のようになります。
まず、現状確認のためにCheckからスタートしました。
Journal StationでDCSイベントデータを収集し、検索機能を利用して現状を確認します。このJournal Stationの導入では、ペーパレスプリンタ化により消耗品コストの低減や監視室内の静寂化という環境改善も実現しました。
次にActionです。Checkで検索したデータを定期的にAlarm Analystにかけて一定期間における運転状況の解析、例えば異常アラームの発生状況解析やオペレータ操作頻度の解析を行い、アラームの削減やオペレーション負荷軽減へ向けての方策を検討します。一方、Journal Stationがイベントデータを記録しているのに対して、PREXIONは、プロセスデータを自動収集しプラント運転データベースを構築します。PREXIONに蓄積されているデータをトレースすることは、運転や生産状況を掌握する上で非常に重要であり、我が社ではこのデータを生産プロセス監視に利用しています。また、運転改善のためのプロセス状態分析や、イベント解析によって抽出された問題点を検討する際、そのイベントが発生した時のプロセス状態を分析して最良の解決策を見つけ出すことに活用しています。これがPlanに相当します。
そしてDoのフェイズでは、こうした分析等において立てられた方策に対しどのように対処すべきかをKnowledge Powerでプログラム化し、具体的なプロセスの改善を進めていくわけです」(山本部長代理)
「実は、こうした高度プラント運転を構築していくための支援ツール導入は、5次に及ぶ更新計画の第3次において導入する方向で検討していたのですが、工場長をはじめとする経営トップの英断で、第1次更新の約半年前に一気に導入を図りました。経営陣の判断としては、アプリケーションの実績にこだわるより、ファーストアプローチになっても、先進技術を取り入れた高度プラント操業による『TOP活動』を推進するというものであったと思います」(関西熱化学 加古川工場・大前ガス課長)

運転効率改善スパイラル
Check/確認
データ解析機能付きペーパレスプリンタ 「Journal Station」で現状および改善効果を確認、次の目標を決定
Action/改善
イベント解析ツール「Alarm Analyst」が現状を解析し、運転状況を可視化して改善点の発掘を支援
Plan/計画
プロセスヒストリデータベース「PREXION」が的確にデータを解析し、具体的な計画業務を支援
Do/実行
運転操作支援パッケージ「Knowledge Power」が自動化運転を構築、改善業務を支援
※2003年3月以前の情報は、旧社名が使われているケースがあります。ご了承ください。
この記事は山武グループのPR誌「Savemation(セーブメーション)」(現:azbilグループPR誌「azbil」)の
2003年2月号に掲載されたものです。
