コカ・コーラウエストジャパンプロダクツ株式会社 鳥栖工場
| Page1. | ラインごとの製造原単位を明確化するエネルギー監視システムの構築 |
| Page2. | 他社システム・機器データ取り込みで、初期投資を抑えたシステム構築 |
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ラインごとの製造原単位を明確化するエネルギー監視システムの構築

1分間で600本製造されるボトル缶ライン。
写真はアクエリアス300ml缶
「京都議定書に基づくCO2削減は企業としての社会責任であり、また消費者の嗜好に合わせて増え続ける各種飲料の製造にあたって、エネルギーコストをどう管理・削減していくかは競争力強化を図っていく上でも重要な課題でした」(日高工場長)
そこで同工場では、将来に向けたエネルギー使用の合理化規準を策定するにあたり、生産設備で各種計測機器の導入実績がある山武に相談を持ちかけました。これに対し山武は、省エネルギー対策に向け、協調オートメーションシステムHarmonas™を中核とする「エネルギー監視システム」の提案を行いました。
「このシステムは、ラインの自動化などに比べて投資効果の見えにくいシステムですので、構築にあたり、最終目標を明確にした上で、年次に分けて段階的に導入を果たしていくなど、無駄のないシステム構築を心がけました」(技術課 鹿毛課長)
同工場では、5つある製造ラインについて、それぞれガス、水、電気、エア、蒸気などのエネルギー使用状況を克明に収集してデータ化することに順次取り組んでいきました。そしてその取組みは、原材料の一部である窒素、炭酸ガスについての使用状況にも及んでいます。
「同じラインで、コーヒー、炭酸飲料などが製造されます。製品ごとに異なるエネルギー使用量や原料使用量について、その原単位が克明に見えるようになりました。エアや窒素の漏れなどの異常も瞬時に把握できるため、早急に対応でき、省エネルギー効果を発揮しています」(技術課 小
同社では、2005年(平成17年)3月にボイラー燃料の天然ガス化を行い、また同年7月にはコジェネレーションシステムの導入を図って、さらなる省エネルギー対策と環境対策に取り組んでいます。
こうした鳥栖工場における省エネルギーシステムの導入と成功を基盤に、基山工場、本郷工場においても同様の省エネルギー監視システムが導入されました。今年の5月には3工場のエネルギー監視システムのデータをどこでも誰でもが見られるよう、社内のネットワークに接続。今後は、工場間における製造原単位格差比較による是正にも取り組もうとしています。さらに、山武のリレーショナル・プロセス・データベースPREXION™を導入することにより、原単位データの蓄積とその解析について、全社的な取組みもスタートしています。

鳥栖工場で製造されるコカ・コーラ製品の数々
この記事は山武グループのPR誌「Savemation(セーブメーション)」(現:azbilグループPR誌「azbil」)の
2005年10月号に掲載されたものです。
