大津板紙株式会社
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優良環境企業が取り組んだエネルギー源 革新を支えた山武のトータルな技術力

大津板紙で製造されるさまざまなタイプの板紙
その大津板紙が、さらなる省エネルギー、省資源、対環境負荷低減施策として取り組み、2004年(平成16年)1月からスタートさせたのが、コジェネレーションシステム(以下略称・コジェネ)による自家発電の導入です。この導入にあたり、大阪ガス株式会社、株式会社 タクマと共に取り組んだのが、業界初となる「高温排ガス利用の発電用ボイラーシステム」です。これはコジェネの高温排気に含まれる残存酸素をボイラー燃焼に活用することにより、高い省エネルギー効果を発揮する最新のテクノロジーです。このエネルギー源のトータルな制御に山武の協調オートメーションシステムHarmonas™が活用されています。
「導入にあたり、ガスタービンはタクマから導入しました。24時間安定稼動が要求されるボイラーにタービンからの排ガスを供給します。万一タービンからの供給がストップしても、タービン側、ボイラー側の双方にダメージを与えない排気機構バルブがあり、この自動化チューニングが極めて難しいものでしたが、山武は短納期でテスト時間もない中、いきなり垂直立ち上げができる設備としてまとめ上げてくれました」(菅原部長代理)
同社では、従来の動力設備、製紙製造設備についても、20年に及ぶ長期間にわたり、山武の制御監視システムを活用してきました。ボイラー制御については、燃焼制御および自家発電装置制御も担っており、自家発電は、工場利用電力の53%をまかなうほどでした。
「今回のエネルギー源に関するトータルな更新で、制御監視については、長期稼動でも一度も大きなトラブルのなかった山武の高いオートメーション製品と技術に対する信頼性から、他社を考えずに直接導入を依頼しています」(小川課長代理)
新たに導入したコジェネでは、工場電力の86%を自家発電で担う結果となり、高い省エネルギー効果を生み出しています。と同時に、排出CO2については36%削減というさらに高い効果を生み出しています。
大津板紙では、Harmonasでまとめ上げたエネルギー源の制御監視の実績を踏まえ、今後、製紙製造の制御監視システムを、順次Harmonasに切り替えていけたら、といいます。その上でシステムのトータル能力を生かし、より高度な生産管理についても構想を持っています。そうした構想は、業界における競争力強化の上でも欠かせませんが、それ以上に、さらなる対環境負荷低減を考えてのことだと話しています。
この記事は山武グループのPR誌「Savemation(セーブメーション)」(現:azbilグループPR誌「azbil」)の
2006年4月号に掲載されたものです。
