北海道・上磯町立上磯小学校
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厳寒の教育環境に快適と省エネルギーを提供するシステムの最適リニューアル
同校では、国際理解教育・福祉教育・環境教育などに取り組む「総合的な学習」にも意欲的で、地域人材と児童の交流を図る「いそっこ先生」の制度や「点字体験」などを取り入れた教育活動を進めています。こうしたレベルの高い教育実践の流れの中で2003年(平成15年)、文部科学省が推進している「学力向上フロンティアスクール」の指定を受け、道内を代表する数少ないモデル校のひとつとなっています。これは児童の理解や習熟度に応じた指導の実践であり、中には、複数の教員を教室に配する「チームティーチング」などの教育実践も含まれています。
同校では、1982年(昭和57年)に新校舎を建設しました。その折に道内でもいち早く、学校内暖房の自動化と省エネルギーを目指し、教室や各部屋の空調制御によって最小限のエネルギーで学校内の快適を保つ、山武の学校専用冷暖房管理システム「スクールマスター」を導入しました。そして導入後21年を経過した2003年(平成15年)にそのリニューアルを図り、savic-netEV model 10をセンターシステムとする新たなシステムを導入しています。
「従来は、一般教室、特別教室、職員室を含めて、それぞれいくつかのエリアを設定し、そのエリアごとでのコントロールを行っていました。今回のシステムでは、すべての教室や部屋ごとに個別の時間割スケジュールに基づいた暖房運転が図れるようになりました。きめ細かな運用と無駄を省いた暖房運転により、快適性を損なわずに徹底した省エネルギーを実現しています」(教頭 五十嵐氏)
2003年10月から始まった新たなシステムによる学校内の暖房運用によって、教室ごとに暖房調節が可能となったことについては、教師・児童たちはもちろんのこと、教室利用率の高いPTA役員、また放課後の学童保育担当者にも既に高い認知を得ており、暖房についてのさまざまなリクエストが活発になってきているといいます。
「オペレーションが容易ですし、個別のリクエストにきめ細かく応えても、無駄なエリアまで暖房してしまうようなことがないため、気軽に応じられることをうれしく思っています」(事務職員 高橋氏)
「試算では年間12klの重油削減が可能と出ており、運用を始めて数カ月ながら、担当者からも省エネルギー実感を得ていると聞いています。こうしたデータは、省エネルギー及び環境負荷低減というテーマとして環境教育にも反映できるのではないかと考えています。厳寒の自然環境の中でも、排出ガス削減や省エネルギーを行いながら暮らしていけることの実感を児童や保護者にも知らしめていければ、ひとつの教育効果になるのではないかと考えています」(田中氏)
この記事は山武グループのPR誌「Savemation(セーブメーション)」(現:azbilグループPR誌「azbil」)の
2004年5月号に掲載されたものです。
