湘南ステーションビル株式会社
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3つの駅ビルの広域管理で効率的に省エネを実現

そこで山武は、同社が有する駅ビルの保守・運用を担当しているジェイアール東日本ビルテック株式会社の設計部門と意見交換をしながら、NEDO※1の補助金制度※2による中央監視装置の更新ならびに熱海を除く3つの駅ビルの広域管理を提案しました。
老朽化した茅ヶ崎ラスカの中央監視装置を建物管理システムsavic-net™ FXに更新、平塚ラスカには広域管理用のBEMS※3装置としてsavic-net FXを設置しました。そして、数年前にシステム更新した小田原ラスカについてもネットワーク化し、広域管理を実現しました。ネットワーク化に際しては、マルチベンダーに対応できるようBACnet※4、LON※5、Webの3つのオープンシステムを採用、茅ヶ崎ラスカでは、BACnetとLONを併用することで、通信のオープン化を実現しました。また、既に導入されていた小田原ラスカの他社システムから運転実績データを吸い上げるなど、Webを介し3つのビルを平塚ラスカの中央監視装置で一括管理しています。
「照明を暗くする、空調の設定を夏なら高く、冬なら低く、といったお客さまのご不便になることで省エネを実現しても意味がありません。実は、駅ビルにおける省エネの手段は非常に限られるのです。3つの駅ビルを広域管理することで、効率良くしかも効果的な省エネが図れるものと期待しています」(川口氏)
駅ビルは開放的なエントランスや高い天井などの構造上の問題や、多くの方が出入りするスペースであることなどから空調効率を高めるための施策に苦慮していました。そうした中、山武の実績と経験に基づく省エネ対応設備や制御の導入により、高い省エネを実現しました。また、各拠点を広域管理で結び、一カ所で管理することにより貴重な人的リソースの有効活用が可能となりました。
今後は、BEMS装置でデータを蓄積し改善を重ねることで、ラスカを利用してくださるお客さまに、より快適な空間が提供できるようになります。
駅ビル改築計画のある熱海ラスカも、将来的にはネットワーク化し、監視業務の負荷軽減などによる日常業務のサービス向上を目指す計画です。

省エネ効果グラフ
稼動開始の2007年7月1日〜
2007年11月18日までの弊社実績データ

savic-net FXで駅ビル内を監視
※1 NEDO:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
※2 補助金制度:住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業(BEMS導入支援事業)
※3 BEMS:Building Energy Management System
※4 BACnet(Building Automation and Control network):ASHRAE(米国冷暖房空調工業会)が制定したビルディングオートメーションシステム用共通通信プロトコル
※5 LON(Local Operating Network):米国エシェロン社が開発した分散制御のためのネットワーク技術
この記事は山武グループ(現:azbilグループ)のPR誌azbil(アズビル)2008年2月号に掲載されたものです。
