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自社製品の活用事例 セントラルダクト空調システムの場合

Page1. セントラルダクト空調システムを用いた実験住宅を建設
Page2. セントラルダクト空調システムのメリット
Page3. 地球環境にやさしい住宅のあり方を求めて

セントラルダクト空調システムのメリット

写真3
床下空間に設置された
顕熱交換換気装置
実験住宅には、1階の天井裏空間と1階の床下空間に、それぞれ個別でセントラルダクト空調を実現する2通りの空調システムが設けられています。個々のシステムに応じたダクトが住宅内に設置されており、機能の違いを検証することができます。

天井裏設置システムの場合は、各部屋にダクトを通して冷暖房の空気を送り、その空気を廊下に集めて吸引し、電子集塵機によって空気浄化を行い、0.01ミクロンまでのほこり・ダスト等を捕捉してクリーンな空気として空調システムに戻します。床下設置システムの場合は、各部屋の床から空気を送り各部屋の天井からその空気を吸引する往復ダクトを設置しています。

写真4
すべて壁の中に
設置された空調ダクト
セントラルダクト空調システムは、高気密高断熱の住宅全域に超微風を送風することで冷暖房の効果を上げるものですが、その結果として、そこには従来の各部屋別冷暖房にはない、さまざまなメリットがあります。

まず第一は省エネルギーです。日本の家庭では福島以南では冬の暖房より夏の冷房に大きな負荷がかかるため、エネルギー源は電力を使用しますが、高気密高断熱構造とこの空調システムの組合わせによって、住宅内すべての空間に快適性をもたらしながら、なお省エネルギーを達成し、ランニングコストを低く抑えることができます。

次に、住宅内全域に絶えず超微風を漂わすことで、空気滞留で起こりがちなカビなどの心配が一切ないことです。高気密という点では、窓が二重構造になっているため外の騒音が家の中にいても聞こえず、精神的にゆとりを与えてくれます。また高気密の故に、ビル管理法の要求する炭酸ガス濃度への配慮も行っています。CO2センサにより在室者にあわせた外気取り込みを顕熱交換換気装置を通して行うことで、フレッシュエアの取り込みを冷暖房に大きな負荷をかけずに実行します。

床下設置のシステムでは、床下空間も空調しますので、床下の天井にあたる1階の床を暖めることになり、自然な床暖房が実現されています。同時に、家の中はどこでも快適環境を実現してくれますので、冬場のトイレや廊下等での温度差がなく、お年寄りにもやさしい快適住宅空間を実現します。

さらに、住宅内全域の通気性が優れているため、家自体の寿命を長くすると予測されています。


この記事は山武グループのPR誌「Savemation(セーブメーション)」(現:azbilグループPR誌「azbil」)の
1997年3月号に掲載されたものです。

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