SavemationReview一覧(1999年)
- インテリジェント地震センサの開発
1999-08 古川 洋之、田久保 光、簗田 貴、市田 俊司
今回、東京ガス株式会社と共同で従来にはない小型/低価格/高機能な地震センサを開発した。本論では、開発品のコンセプトと小型/低価格/高機能化を実現するために開発した新SI(Spectrum Intenslty) 値演算/液状化検知機能について論説する。 - 農業用湿度発信器の開発
1999-08 黒岩 孝朗、井端 一雅
バイオコミュニケーション技術研究組合における5年間の研究の成果として、施設栽培現場の大気中相対湿度を長期間安定して連続計測できる通風式高分子静電容量式相対湿度・温度発信器を新たに開発した。開発した相対湿度センサには最新の薄膜技術と架橋高分子重合技術を適用し、薬剤使用環境においても従来にない長期安定性を実現したので報告する。 - 位相限定相関法による位置ずれ量計測技術
1999-08 佐々木 宏、野村 和正
高速・高精度で外乱に強い位置ずれ量計測センサを開発した。このセンサは画像処理により2つの画像間の位置ずれ量を求めるもので、縦横2方向の位置ずれ量を計測できるほか画像間の回転角度も求めることができる。画像処理の手法として位相限定相関法を用いているため、位置ずれ量を高精度で求めることができかつ外乱に強いといった特長を持つ。また、計算には位相限定相関を計算するために特別に設計されたハードウェア(Application Specific Integrated Circuit: ASIC) を使っているため、ソフトウェアによる計算に比べて非常に高速である。本稿では、この位置ずれ量計測センサの特長と性能について報告する。 - 空調機の外気取入における省エネ制御技術
1999-08 三枝 隆晴、斎藤 英弥
可変風量空調機では、外気取入量が過剰になりやすみ、直接の計測・制御の必要性が高まっている。その改善策として、二種類の制御手法を考案した。第一の手法では、風速センサで外気取入量を計測・制御するに加えて、ダンパシーケンスを工夫してファン動力を削減する。第二の手法では、差圧センサで外気ダンパ前後の差圧を制御して、最小外気取入量の確保を実現する。本稿では、これら制御手法と既設ビルでの実証データを紹介する。 - ウェーブレット解析による空調制御フォルト検知
1999-08 笹岡 英毅、野間 節
ビルを最適な状態に保つ目的のために、その阻害要因であるフォルトを検知・診断する技術が空調システムに望まれている。今回、空調制御フォルトの一つであるハンチング現象を検知するための技術を、時間-周波数解析に優れ、異常検知など産業応用も盛んなウェーブレット変換とマッチングを応用して開発し、1年分の計測データに適用したところ、不定期に現れるハンチングを誤検出無く検知可能であることが確認できた。フォルト検知の自動化や、発生時の要因分析を基にした制御系の最適設計や最適調整への応用としても期待できる。 - 高速流れ摩食環境における調節弁の使用事例〜損傷解析と考察
1999-08 篠崎 隆司、奥津 良之
流れに不純物としての固形粒子や硬質の触媒粒子あるいは未反応の残渣などが含まれる場合には、調節弁要部の摩食が進む。調節弁耐久性向上技術を開発する目的から摩食事例を調査研究することは、弁寿命予測・保全管理の見地からも有意義である。ここでは石炭液化プラントに使用された一般調節弁のうち偏心軸回転形調節弁、アングル形コンタードプラグ調節弁、セラミック・スロート調節弁の摩食損傷事例について技術的検討を行う。 - ビル運用段階における省エネルギーと快適性実現のためのビルエネルギー・環境管理システム
1999-08 野間 節
ビルのエネルギー、環境、整備、制御に関わる動作、性能、劣化などを検証し、ビル運用段階における省エネルギーと快適性を実現するためのシステムを開発した。多種多様なわかりやすいグラフ表現により、ビルデータを多面的に分析・評価し、省エネルギーと快適性のバランスを実現するシステムである。本システムを実際のビルに適用し、1年間に渡り運用フォローを実施した結果、ビル運用に関する様々な知見が得られ、その有効性が確認されたので報告する。 - 操業管理システムの構築事例
1999-08 石川 勤
出光石油化学(株)様では、千葉、徳山の両工場の運転管理システムを、従来のプロコンシステム(IBM社ACSシステム)に代えて、WindowsNTサーバーを利用したクライアント・サーバー環境で構築し、エンドユーザーが自分のパソコン(以下PC)でプロセスデータを利用したり、画面や帳票を作成できるようにした。また、これに合わせて経営システムと運転管理システムの密な接続、及び品質システムと運転管理システムの統合を実現した。本稿では、構築した運転管理システムについて概要を紹介する。 - 画像処理LSI“CinderellaU”の開発
1999-08 森川 誠、勝亦 敦、石井 秀昭
画像処理分野において、パターンマッチング・位置ずれ計測・距離計測・回転計測など、幅広いアプリケーションに応用可能な位相限定相関法と呼ばれるアルゴリズムが注目されている。弊社ではこのアルゴリズムを画像処理分野へ応用可能な処理性能を実現したLSIを開発した。これは256×256画素の位相限定相関演算を27.15msで処理可能である。このLSIの開発について報告する。 - 保守効率化ニ-ズに応えるpH計変換器Cyber-pHの開発
1999-02 大中 栄治、広江 泰昭、武藤 裕行
pH計は環境計測などにおいては重要な計器であるが,その測定原理から取り扱いが困難な計器であるとの認識が一般的である。今回,pH計の保守面における課題を解決する,知識や経験の差異なく電極校正が行える自動校正機能,交換用電極の予備品を不要とする電極診断機能を内蔵し,誰にでも簡単に扱える半導体電極専用の防爆形2線式の現場形pH計変換器Cyber-pH(以下,Cyber-pH)を開発した。本報では,このCyber-pHの開発について報告する。 - Smart Distributed System インタフェースモジュール化技術
1999-02 森田 敏哉
米国ハネウエル社の開発したSmart Distributed Systemプロトコルを半導体製造装置,電子部品組立装置などの装置内制御用に適用した小型省配線機器のマスタ機能を持つインタフェースモジュールを開発した。本稿では,「設計のしやすさ」「設計品質の安定」に着目して,各種のコントローラへ対応するために作成したコアモジュールの特長,およびその適用について報告する。 - 新しいウエブベース監視システムのアーキテクチャとJavaコンポーネント
1999-02 佐内 大司、青田直之、三島 崇
ウエブによる装置監視をJava技術を利用することで低コストで実現可能にした「Web-Adapter」について報告する。 - ペリメータ快適制御の研究
1999-02 三浦 眞由美
オフィスにおけるペリメータゾーンは日射や外気温度など外界の影響を受けて環境が大きく変動するため,環境の制御が制御がむずかしいばかりでなくセンサ設置場所の確保もむずかしくなっている。本研究では,汎用のファンコイルユニット(FCU)を使用したペリメータ制御において,4種類の制御アルゴリズムで運転し,温熱快適性およびエネルギー消費量の比較を行った。 - ネットワークB AシステムにおけるWWWサーバー機能の開発
1999-02 早川 勲
ネットワークBA(Building Automation)システムにおいて,WWW(World Wide Web)の技術を利用し,イントラネットを使用したBAシステムとのWebコミュニケーション機能を実現するネットワークBAサーバーを開発した。本稿ではこのネットワークBAサーバーに用いられている技術および,実現した機能について紹介する。 - 定性モデルを利用したビル空調システムの異常診断
1999-02 潮崎 淳一、宮坂 房千加
ビル空調システムに起こるさまざまな種類の異常の診断を定性モデルを利用して総合的に行う方法を開発した。あらかじめ用意した個々の機器の定性モデルを組み合わせることによって,容易に大規模空調の診断システムが構築できることが特徴である。作成した診断ツールをVAV空調システムに適用した実験結果についても報告する。(*脚注:VAV はVariable Air Volumeの略。) - ディスクリート・アプリケーション・パッケージ・システムの開発
1999-02 菅野 伸明、蓬田 信、野尻 泰章、田中 良則、木下 拓也、本間 聖志、飯田 洋介
川下工程の特定ディスクリート分野を対象としたアプリケーションパッケージシステム(以下DAPSと呼ぶ)を開発した。DAPSは,PLC(Programmable Logic Controller)で制御された装置/設備に対して,多量なデータを高速に収集し,製造現場で要求される各種の監視/管理機能を実現することができる。ステーションには,OSにWindows-NT,標準データストアにAccessデータベースを採用し,さらにOPC(OLE for Process Control)をサポートして外部からのI / Oデータアクセスを可能にするなど,高いオープン性を実現している。 - 湿度標準計測の維持管理技術
1999-02 中垣内 直美
当社のビルシステム事業における湿度標準(社内第一基準器による湿度計測値)の計測に関して,測定系と測定手順の整当社のビルシステム事業における湿度標準(社内第一基準器による湿度計測値)の計測に関して,測定系と測定手順の整備により再現性の良い計測技術を確立した。また,ここ数年で国内に浸透してきた「不確かさ」による評価を行い,その見積り結果の妥当性を確認した。これにより湿度標準計測に関して,信頼性の高い維持管理技術が確立できたので報告する。 - センサチップ画像検査技術
1999-02 川嶋 聡、秦野 弘
マイクロマシニング技術を応用したセンサチップの外観検査は,対象が微小であり,かつシリコンウェハ上に多数作成されるため,検査者は顕微鏡を用いた長時間作業を行うことになり,自動化の要求が高い。今回外観検査の自動化を目的として,画像処理によりセンサーチップの暗視野照明画像から,比較対象用の画像を用いずにセンサチップ上のゴミ,付着物や欠け,およびセンサチップ上に生成されたパターンの太り細りを抽出する技術を開発したので報告する。
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