SavemationReview一覧(2005年)
省エネルギー特集によせて
- 山武の省エネルギーの取組み (PDF/490KB)
2005-08 里村 修平
20世紀の人類の活動は地球温暖化などの地球環境問題を引き起こした。21世紀は持続可能な循環型社会の構築が人類共通の大きな課題となっている。このために,より一層の省エネが必要な情勢になっている。山武は70年代のオイルショックの時代からSavemationにより省資源、省エネ、省力を実現してきた。山武の省エネ取組みとしては、「自社工場における省エネ」,「省エネ型製品の開発」,「省エネソリューション」があるが,「環境モデル工場」,「省エネ工場見学会」が相互に関連して省エネを進めることで,成果を上げている。 - 参考記事:自社工場における省エネルギー活動事例
効果の上がる工場の省エネ活動 (PDF/999KB)
2005-08 塚越 隆啓
エネルギー管理優良工場として山武藤沢工場が資源エネルギー庁長管表彰を受賞した。5年間の省エネ活動を振り返り、きっかけや時期毎の活動の特徴を見直し、効果を上げるポイントを整理した。代表的な事例を取り上げ、着眼点や投資対効果の追及の仕方や全員参加型活動の重要性を紹介する。人数増加、半導体設備の増加などの要因を乗り越え、更なる成果を生み出すための手段を報告する。 - 研究と応用事例:自然エネルギー活用による快適性と省エネを両立化
大空間空調の省エネ手法に関する研究 (PDF/1,865KB)
2005-08 徐 国海、関根 勉
晴海アイランドトリトンスクエアグランドロビー( 床面積5,000m²,高さ20m,体積約10万m³) は,大空間として外気侵入量が多く,空調用エネルギー消費量が多い。しかし,居住者が滞在する時間は非常に短く,屋外から執務空間移動に至るまでの緩衝空間としての役割が大きい。このような大空間空調運転にあたっては,居住者の熱的快適性を保持しつつエネルギー消費量を抑えることが望ましい。本稿はこれまで確認された大空間空調に活用できる省エネ手法を紹介する。 - 研究と応用事例:工場管理における省エネルギー化の取り組み
工場のエネルギー総合管理システム構築事例 (PDF/1,121KB)
2005-08 植木 和夫、後藤 比呂志、小野 明
京都議定書の発行に伴い,工場の省エネ取組みの重要性が増している。本報告では,最初に京都議定書に対する政府の施策および,工場を持つ経営者にとって省エネの取組みが喫緊の課題であることを示す。次に,工場省エネを推進するための一般的なステップを示し,工場内のエネルギー使用の無駄を把握、改善効果を確認する上で非常に重要である「エネルギー管理システム」について述べる。「エネルギー管理システム」の役割として,単にエネルギーの使用状況を把握するだけでなく、その情報を活用して、省エネ実現への発展性を考える必要がある。そういう観点で開発されたエネルギー管理アプリケーションパッケージ「エコパッケージ」を実施例とともに紹介する。 - 小型化により、燃料電池評価装置の機能向上に貢献
最新の微細加工技術を用いた小型鏡面冷却式露点計の実現 (PDF/987KB)
2005-08 金井 良之、井端 一雅
湿度や露点は,温度や圧力と同じようにもっとも基本的な計測要素であり,近年産業界において,その重要性がますます注目されるようになってきている。また,センサを高速化・高精度化し,検出部を小型化する要望も高まっている。そのような背景をうけて,気体に含まれる水分量を計測する測定器の中で,計測精度に対する信頼感がもっとも高い鏡面冷却式露点計を大幅に小型化した, FINEDEW™を開発したので報告する。 - 温湿度の同時制御による空調の省エネルギー化
数理計画型温湿度コントローラの開発 (PDF/853KB)
2005-08 福島 裕基、真木 義郎
クリーンルーム,実験室などでは温度,湿度,圧力などの環境条件について厳密な管理が行われているが,その反面,環境を維持するために多大なエネルギーが消費されている。今回,温湿度制御に新たな制御方式を導入することによって,より高精度な制御を省エネルギーで実現するクリーンルーム向けの新空調コントローラ「Infilex CR」を開発したので,その概要を紹介する。 - ユーティリティのエネルギー管理に有効
蒸気流量計へのマルチバリアブルセンサの応用 (PDF/914KB)
2005-08 八尾 健史、千村 暢孝
差圧式流量計を用いて蒸気計測をする際,高温対策及び水素透過対策が必要であることから,導圧管及びコンデンスポットが必要であったが,経年劣化の問題を抱えている。差圧式流量計による蒸気計測において,これらの課題を解決するために,放熱を考慮した構造設計を行った。さらに,差圧と圧力が同時に測定できるマルチバリアブルセンサを搭載し,蒸気表による密度補正演算を兼ね備えた飽和蒸気用の差圧式質量流量計を開発したので報告する。 - 家庭用空調の効率化と省エネルギー
換気システム・ユニットの高性能化 (PDF/952KB)
2005-08 二村 元規、樋口 正弘
省エネルギを目指した高気密住宅の普及とともに,自然換気量の減少などに伴う室内空気汚染の問題が顕在化した。それに対して,2003年に建築基準法が改正され,24時間機械換気による換気量確保が義務化された。このため,高性能(大風量)換気システムへの市場要求が高まっていた。今回,住宅向けセントラル空調システム“きくばり™”(以下“きくばり™”と略記)用換気システムおよび換気ユニットの全面的な見直しを行い,従来比約1.4倍の延べ床面積の建物に対応可能な換気システムを開発したので報告する。 - 省エネルギー、省資源、省スペースを実現するマイクロプラントの混合プロセス
マイクロミキサの開発 (PDF/506KB)
2005-08 柳川 直久、濱口 竜一
近年,マイクロ化学プラントはその省エネ・省資源・省スペース等のメリットから様々な研究が行われているが,その中でも混合プロセスは最も基礎的かつ重要な部分の一つである。弊社ではマイクロプラント実現のために,微少空間での高効率な混合を可能とするマイクロミキサの開発を行っている。弊社のマイクロミキサは精密加工/ 研磨技術により構築した独自の流路寸法/ 形状により,高速での精密な混合を可能としている。既存の混合機と比較して,極短時間での混合が可能,連続運転が可能,温度制御が容易,極少量での混合が可能と言った特徴を有する。 - 調節計の調整コストを削減
調節計の調整コストを削減するPIDシミュレータ (PDF/796KB)
2005-08 加藤 誠司
独自のシミュレーション技術により調節計のPIDパラメータ調整作業を効率化する「PIDシミュレータ」を開発した。
PIDシミュレータは適用範囲を温度制御に特化することで精度の高いシミュレーションを実現しているが,温度制御だけでなく流量制御や圧力制御にも有効であることも確認されている。 - 建物居住空間の低騒音化
ファンコイルユニット用調節弁の騒音性能の予測 (PDF/771KB)
2005-08 野間口 謙雄
ホテル客室,病院等,居住空間近くで使用されるファンコイルユニット用調節弁には,騒音レベルの低いバルブが求められる。従来機種はグローブ弁タイプの調節弁であるため,構造的にキャビテーションが発生しにくく騒音レベルは低いが,流体中の異物によりプラグの固着が生じやすいなどの問題があった。一方,回転弁は一般的には騒音レベルは高いが,耐異物性,操作性,製品の小型化等で有利である。そこで,数値流体解析により騒音性能を予測する手法を確立し,今回考案した回転形の調節弁において,実使用圧力範囲内でグローブ弁と同等以下の騒音性能を実現したので報告する。 - 半導体製造工程の生産性向上
半導体市場向け、歩留まり向上FDCシステム (PDF/1,091KB)
2005-08 鹿島 亨、吉松 賢治、成田 力、久津間 康博
最先端の半導体装置ラインでは歩留まり向上が非常に重要な課題となっている。この課題解決の有効な手段として、FDC(Fault Detection & Classification)システムを市場導入した。導入の目的、製品の構成/機能および本システムの付加価値である解析ツールについてその技術的内容を中心に紹介する。 - ダイナミックセルフチェックバーナコントローラの開発 (PDF/864KB)
2005-02 門屋 聡、本田 沙織、鈴木 加代
工業用の新たな燃焼安全装置ダイナミックセルフチェックバーナコントローラ(AUR450C/400C)とアドバンストUVセンサ(AUD300C)は,燃焼安全思想にもとづいた安全性,制御性,メンテナンス性を製品コンセプトとし開発を行った。
本稿ではその安全思想と設計について報告する。 - 全予混合燃焼バーナ制御用薄型ガスフローセンサの研究 (PDF/755KB)
2005-02 関 一夫、岸本 健、永田 勝也
PL法施行以降燃焼等の安全について,ISO/IEC規格などにより世界との共通化が図られている。また,政府による地球温暖化対策推進大綱の中で,トップランナー方式の導入が図られている。このような中で,全予混合燃焼などの低NOx高効率燃焼が推進され,使い易い個別・小形の燃焼制御が期待されている。そこで,燃焼装置の既設ガス配管等のフランジ接続間に挿入し,バーナの個別燃焼制御のための流速測定に,簡易に取付けできる薄型ガス流量センサの可能性を得たので報告する。 - 希釈炭化水素 ―空気火炎の近紫外自発光特性の研究 (PDF/524KB)
2005-02 関 一夫、木名瀬 春樹、岸本 健
希釈燃焼に適応できる近紫外域における2波長を用いて火炎診断を行う場合,同じラジカル種(ここではOH) の二種類のモードの自発光強度を用いると,この強度比は分子が放出する光がPlanckの式に従い,背景輻射が極めて強い場においても気体の燃焼温度計測に使える可能性がある。さらに紫外域短波長の自発光は,背景となる炉壁の放射強度よりも強度を持ち,気体中の水蒸気や二酸化炭素による吸収や再放射の影響を受けないため,水素,炭化水素を燃料とする希釈燃焼における火炎検知・診断に使える可能性があることを明らかにした。 - 燃焼安全技術におけるフェイルセーフ設計 (PDF/695KB)
2005-02 山田 晃、山田 哲也
近年,社会的な変化に起因した重大な産業事故が多発し,増加傾向にある。これを受けて社会的に安全に対する意識が高まり,急速に安全関連の規格が整備されつつある。その中で山武では,古くから独自に燃焼安全技術を確立,発展させ,社会に貢献してきた。初期の製品は全てアナログ回路で構成され,その後,使い勝手,メンテナンス性および多様な制御の要求に応えるためマイコンを併用した製品に移り変わってきている。本稿では,これらの製品で採用されている安全確保の考え方及びその実現方法について説明する。 - 機械安全/ISO12100と燃焼安全との整合化について (PDF/1,024KB)
2005-02 山田 哲也
近年,産業会を取り巻く安全に対する国内外の状況は著しく変化しつつある。その状況のなかで,2003年に制定された国際安全規格ISO12100シリーズが,いよいよ2004年11月末にJIS化され,JISB9700として発行された。そこで,本稿では,ISO12100をはじめとする機械安全に関する国際安全規格と,燃焼装置における燃焼安全関連規格及びその考え方を比較し,燃焼安全の設計思想を報告する。 - デジタル映像統合システムの開発 (PDF/662KB)
2005-02 大内田 淳、澁江 昭芳
従来,CCTVやITVと呼ばれる映像監視はアナログ方式の装置がBASとは独立して構築されていた。近年,映像のデジタル化やネットワークインフラのブロードバンド化,PC処理能力の飛躍的な向上など,急速な技術の進歩と普及によって,デジタル映像もPCベースの監視装置にて直接的に扱うことが容易になってきている。こうした背景を受け,我々は,BASとしてsavic-netEVにデジタル映像監視機能を統合することにより,設備監視から映像の確認まで一元管理可能なアプリケーションを開発したので紹介する。 - トレーサビリティシステムの課題と青果物における事例 (PDF/961KB)
2005-02 渡辺 勉
トレーサビリティシステムは食の安全・安心を支援する仕組みである。しかしながらその構築には様々な課題があり,課題解決が必要である。弊社では青果物EDI 協議会を通じて農林水産省の開発実証事業に参画し,課題解決に取り組みながらシステムを開発してきた。そこで課題と取り組み状況を説明するとともに取り組み成果の事例として青果物のトレーサビリティシステム「トレースナビ」の紹介を行う。 - 食品混入非金属異物の検出技術の開発 (PDF/939KB)
2005-02 加藤 淳之、笹岡 英毅、秋田 大助
食の安全・安心に対する消費者の関心の高まりから,食品への異物混入は企業イメージの低下と共に,売り上げにも大きく影響するため深刻な問題になっている。しかしながら,非金属異物に対する検出技術の確立はいまだ不十分である。このようななかで,食品の原料食材や製造工程中に混入する毛髪等の非金属異物を検出するために,光スペクトル情報を利用した非破壊な検出技術を開発したので報告する。 - 食品製造過程で作り込む食の安心と安全 (PDF/720KB)
2005-02 中島 浩雅
BSE問題などを背景に,食品業界では消費者の信頼を勝ち取ることが大きな課題の一つとなり,発展著しいIT技術を活用し,トレーサビリティ向上や,安全な商品を提供するための製造環境構築が望まれるようになってきた。当社では,このような要望にこたえるためのシステム「スーパー管理食」を開発し,販売している。主なシステムの目的は,「トレーサビリティの質の向上」,「リアルタイム在庫情報の可視化」,「作業ミス防止」である。 - LED結像光学系エッジセンサの開発 (PDF/1,006KB)
2005-02 岡山 喜彦、越 俊樹、佐々木 宏
レーザ平行光を使ったエッジセンサについては2004年8月号のセーブメーションレビューで紹介した。レーザ平行光の場合,自由空間とフィルム(透明でも良い)の境界は光の回折現象を使って高精度にエッジ位置を測定できるが,フィルムと不透明体や透明フィルムと色の付いたフィルムの境界など自由空間でない物質の境界は,レーザ光が散乱して測定できない。そこでLED拡散光を使い検出体をレンズで結像させてエッジ位置を検出する新しい方式のエッジセンサを開発したので報告する。
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