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環境リサイクル事業に進出、計測と制御技術を活かした
生ごみ処理機で、安全かつ環境にやさしいリサイクルシステムを確立

2003年11月17日
株式会社 山武

株式会社 山武は「心地よさを人に 地球に」というビジョンスローガンのもと、計測と制御技術で地球環境維持に貢献しておりますが、このたびその趣旨に沿う新事業として環境リサイクル事業に進出いたします。その第1弾として生ごみを有機肥料に変えることで環境にやさしく生態系に良い環境リサイクルを実現する業務用生ごみ処理機「パワフルバクター」を発売いたします。

●リサイクルの輪が循環していない従来の生ごみ処理
従来からある各種の生ごみ処理機は生ごみを堆肥化するためのものですが、処理した生成物(残渣)は堆肥にはなっておらず、堆肥化センターへ輸送して1か月ほどかけて2次発酵させて初めて堆肥になります。この過程では輸送コストが問題となったり、品質の良い残渣が集まらない、堆肥化のコストの問題などで結局残渣は焼却処分されてしまうことも多く、リサイクルの輪が循環していない状況がままあります。

●山武ならではの生ごみ処理機「パワフルバクター」
山武は工業プラントで長年培ってきた温度や湿度などの高い制御技術を生ごみ処理機に応用して、微生物によるバイオ式減容・消滅型「パワフルバクター」を開発しました。パワフルバクターは、生ごみを分解するのに活躍する微生物を最大限に活性化させるため、微生物の環境条件を常に最適にコントロールします。パワフルバクターは安全性にも配慮しながら計測と制御技術で槽内環境をモニタリングすることにより、最適な温度条件40〜50℃、水分35〜45%を安定して保ち、省エネ、省時間、省コスト、さらに悪臭もなく生ごみを分解します。生ごみ処理における微生物反応を活性化した状態で3〜4か月継続させると完熟した残渣ができ、それはそのまま使える有機肥料になります。

●パワフルバクターの特長
  • 高度な制御に加え、保水率の高い母材「ココピートYA」と微生物発酵促進剤「YAマルス」を自社開発して採用、高速・安定した生ごみ処理を実現しました。
  • 酸化触媒による強力脱臭機能を標準装備。脱臭ヒーターの排熱は50%以上回収して省エネ運転を行ないます。
  • ライフサイクルアセスメントによる環境負荷が他方式と比較して約1/2に低減。
  • 減質量率が90〜95%と高いので年間残渣量はコンポスト型の約1/4、運搬コストは1/5に激減。
  • 安全設計を取り入れた温水ジャケット方式を採用、生ごみの微生物分解による異常昇温(65℃以上)にならない構造になっており、最適な温度帯を維持します。
  • 生ごみ処理機の運転状況を、山武がインターネットを通じてリモート監視、点検チェックするメンテナンスサービスを用意します。とりわけ安全重視のため、槽内温度をリアルタイムにモニタリングし、異常時には緊急通報するシステムを用意します(近日サービス開始予定)。

●山武が進める環境リサイクルの小さな輪
パワフルバクターを使用すれば生ゴミが発生する現場(ホテル、レストラン、食品加工場、工場食堂、病院など)で有機肥料までの小さなリサイクルの輪が完結します。生ゴミ残渣の輸送がないので輸送コストや輸送に伴うCO2排出量が削減できます。堆肥化のエネルギーやコストも削減できます。従来のリサイクルは社会のいろいろな場面を経て、大きなエネルギーを使い、地球環境への負荷も大きく、時間がかかるリサイクルでした。山武は計測と制御の技術を駆使して、リサイクルの輪を小さくして早く、安く回すことで、環境に貢献することをめざします。

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パワフルバクターからできる有機肥料は野菜の育成効果が高く、恵泉女学園園芸短期大学の藤田智助教授に依頼した実験では、ほうれん草・小松菜の場合、化学肥料に比べて収量が20%向上したという結果がでています。山武ではパワフルバクターをすでに自社の3工場、関連会社の1工場に設置して稼動させています。工場には実証農園を作って実際に有機肥料を使って栽培し、見学コースを設けたり、地域の農家やガーデニング愛好者との交流をはかっていく予定です。

パワフルバクターは1日の処理量30kg、50kg、100kg、150kg用の4機種があり、価格は30kg用で380万円から、150kg用で1200万円となります。2006年度にはメンテナンスや肥料販売なども含めて10億円の売上を計画しています。

なお山武はパワフルバクターを11月25日〜28日に幕張メッセ国際展示場で開催される「ウェステック2003廃棄物処理・再資源化展」に出展・展示いたします。
お問い合わせ
株式会社 山武 環境事業推進本部
TEL:03-3486-2151
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