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エネルギー最適化パッケージを販売開始
−トヨタ自動車株式会社 田原工場殿の原動力設備で4〜7%のCO2削減効果を実証−

2008年1月29日
株式会社 山武

株式会社 山武(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:小野木聖二)は、熱源設備における省エネルギーを実現するためのエネルギー最適化パッケージ「Utility Optimization、以下U-OPT(ユーオプト)」のソフトウェアパッケージを2月より正式に販売開始することをお知らせいたします。

省エネを推進する上で、エネルギー管理システム(Energy Management System、以下EMS)の導入が第1歩ですが、それだけで直接省エネ効果を生み出すわけではなく、EMSで得られたデータをいかに活用し、省エネ改善に結び付けていくのかが重要となります。しかしながら、EMSを導入しエネルギーデータは収集したものの、そのデータを十分に活用できずに省エネが進まない、といった課題を抱えている企業も少なくありません。

当社では、工場におけるエネルギー使用状況の見える化、履歴データの管理などを可能とするEMSとして「EneScope」を2007年5月に発売し、日常のエネルギー管理や継続的なCO2排出量削減のサポートしています。さらに、大きなエネルギー削減が期待される大規模工場の熱源設備では、具体的かつ定量的な省エネ改善策を検討するためのツールとして、「EneScope」に今回販売を開始した「エネルギー最適化パッケージ(U-OPT)」をソフトウェアとして追加・リンクすることにより、さらなる省エネルギーの推進を図ることが可能となります。

エネルギー最適化パッケージ「U-OPT」は、エネルギー管理データベースから過去の実績による負荷熱量、外気条件を取得し、気象情報サービス会社からの気象情報を加え、あらかじめ構築した熱源設備のシミュレーションモデルを用いて、24時間先までの精度の高い負荷予測を実現可能としています。シミュレーションモデルにより予測した熱エネルギー需要に対して、エネルギー効率や容量の異なる多くの熱源設備を「CO2排出量最小」「エネルギーコスト最小」の2つのモードで予想受給量を満たす最適な運転計画を立案し、設備の自動運転やオペレーターに対するガイダンスの提示を行います。また、このシミュレーション機能を用いて、設定値や運転マニュアル変更などの運転方針の改善や、冷水変量制御などに代表される熱源制御方式の検討、さらには冷凍機や蓄熱槽などの設備導入の検討などを机上で確認することが可能です。この高精度のシミュレーション機能に基づき、熱源設備の最適運転を自動で行うことで省エネルギーを実現できます。

なお本システムは、トヨタ自動車株式会社田原工場殿へ「EneScope」とともに昨年納入し、U-OPTの最適化計算による結果に基づき、熱源設備などの自動起動・停止を行うことで、運転員の負荷軽減に貢献し、夏期における運用試算でCO2排出量約4〜7%の削減を実現しました。

当社は、本システムを基盤とした省エネソリューションを、3年後に30億円の売上を見込んでいます。

当社は、グループ理念「人を中心としたオートメーション」に基づき、「地球環境に貢献する」ため、これからも省エネに関するソリューションを提供し続けてまいります。

また本製品は、2008年1月30日(水)から開催される「ENEX2008」に出展します。

エネルギー最適化パッケージ「U-OPT」ソフトウェア構成
エネルギー最適化パッケージ「U-OPT」ソフトウェア構成

●日本の省エネにおける現状 第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)の京都議定書の第一約束期間(2008年〜2012年)がスタートする中、2006年度の日本の温室効果ガス総排出量は、基準年の1990年度比でプラス6.4%であり、約束の6%削減から大きくかけ離れています。日本政府は温室効果ガス6%削減遵守のため、オフィスなどの業務部門や家庭の温室効果ガス排出増に対する対策に重みをシフトしているとはいえ、総エネルギー使用量の半分を占める産業部門に対しても、引き続き省エネ努力を求めています。したがって、各企業においては、環境経営目標に温室効果ガス削減を掲げ、その実現に向けて省エネを推進することが喫緊の課題となっています。
お問い合わせ
株式会社 山武 アドバンスオートメーションカンパニー
エンジニアリング本部 アドバンスト・ソリューション部
TEL:0466-52-7065
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