パーマヒストルクコントローラ PHTシリーズ トルク範囲:0.002〜7N・m
概要
PHT形パーマヒストルクコントロールの構造は、遮蔽板タイプ(Sタイプ)と複合マグネットタイプ(Dタイプ)の2種類があります。
(1)Sタイプ
部品は大きく分けてベース、パーマネントマグネット、遮蔽板、ヒステリシス板から構成されています。パーマネントマグネットで発生した磁束は、遮蔽板を通過してヒステリシス板に到達します。ヒステリシス板を回転させることにより、特殊材料のヒステリシス板に誘導された磁束はその磁性変化に遅れを生じてブレーキ力になります。また、遮蔽板の位置を変えることにより、パーマネントマグネットで発生した磁束がヒステリシス板に到達せずパーマネントマグネットに戻るため、トルク調整を行うことができます。
(2)Dタイプ
基本的には、対向する2枚のベース及びパーマネントマグネット間に、ヒステリシス板を配置した構造です。ヒステリシス板を通過する磁束が、ヒステリシス板の回転を妨げるように働きます。この抵抗力は、対向するパーマネントマグネットの磁極の位置によって変化するため、一方のパーマネントマグネットを動かすことにより、トルク調整ができます。
用途
- 巻取り・巻戻し機構:紙、フィルム、ワイヤ等
- コイル巻線機:張力制御
- キャッパー:締付力の制御
- モータ試験機:疑似負荷用
特長
- 正確なトルク反復性:トルクの伝達はパーマネントマグネットの磁力で行うめ、常に一定のトルクを再現できます。また、トルク調整が容易な設計となっています。
- 省エネルギー:外部電源及び配線が不要のため、省エネルギー化が図れます。
- ロングライフ(長寿命):機械的に非接触構造のため摩耗する部分がなく、保守が容易で ロングライフです。
- 温度変化に対して極めて安定:周囲温度変化及び運転による発熱に対し、トルク変化は従来品の約1/5と少なく、信頼性の向上を実現しました。
- コンパクト・取付方向自由:コンパクト設計のため機械への取付が容易で、取付方向も縦・横を問わず自由です。
